【ガイド目線】噂の台湾茶 基礎を学ぶ
■台湾茶の世界
台湾茶は、かつて欧米向けの輸出用に生産され、
日本統治時代には品種改良や生産管理体制の構築により、
品質が向上した。
国際競争力が衰え始めると、
国内向けに生産されるようになり、
生産者たちが競ってより品質の高い台湾茶の生産に取り組んだのだった。
1980年代の経済成長により、
やがて豊かになった人たちによって取り込まれて、
茶芸文化に発展したと言われている。
■茶葉の分類
中国茶の種類は多いのが特徴。
発酵の度合いとその水色によって、6種類に分けられている。
①緑茶
不発酵茶のこと。
まったく発酵させていない。
②白茶
軽発酵茶のこと。
台湾や中国大陸では、漢方薬と考えられている。
③青茶
半発酵茶のこと。
茶葉の発酵の具合を見て、発酵をとめている。
④紅茶
完全発酵茶のこと。
全発酵させる。
⑤黄茶
弱後発酵茶のこと。
菌により発酵を進める。
⑥黒茶
後発酵茶のこと。
釜煎り後、湿気を含ませあとから発酵させたもの。
つづく